昨日、約1年半お世話になった会社を退社してきました。

実際の契約は3月末までだったので、昨日は後片付けだけの用事でした。なので、用事そのものは小一時間で終了。
・・・だったのですが、どういうわけか上長が私のことを引き止めるのです。

上長の名前は、森さん。私が前の会社にいた頃からずっと面倒を見て下さった方で、この会社に来たのも森さんの誘いによるものでした。でも残念ながら私は体調を崩し、恩を仇で返すかのように森さんの足を引っ張ってばかりでした。それが何よりの心残りです。

話は戻りますが、まぁ最後ということでうちの部署をはじめとする主な皆さんに最後の挨拶回りをして終わりになりました。
ところが、森さんはあるサプライズを用意して下さったのです。

どういうわけか森さんは私だけを誘って喫煙室へ。今までに無かった出来事です。でも他愛の無い話をしただけでまたすぐオフィスへ戻ってきました。
すると、今度はうちのグループメンバー全員を呼んで、会議室へ。そこで待っていたものは・・・。

記念の花束

皆さんの温かい笑顔と、心のこもった花束でした。

花束なんて受け取ったことの無かった私は、思わず感激してしまいました。ホント、涙が出そうになるくらい。
花束を頂くことがこんなに嬉しい事とは思ってもみませんでした。

その後、グループメンバー全員で飲み会へ。私一人のために送別会を開いて下さいました。今までの苦しかった人間関係が嘘だったかのように、苦手だった人も含めて全員と楽しめました。
最後は一人ひとり全員と握手、再会を約束して別れました。

みんな、森さんの粋な計らいです。森さんはそういう人です。常に笑顔で、みんなの相談に嫌な顔ひとつせず乗ってくれ、相手の気持ちが人一倍分かる方なのです。
送別会が終わった後もアフターケアを忘れず、私にメールを送って下さいました。

「色々なことがあったりなかったり、何があったとしても仲間です。」
そして、労いの言葉とお礼の言葉が繰り返し書かれていました。
私は散々迷惑を掛けた身であったにも拘らず、感謝される立場となってしまいました。

出来ることなら、森さんとまた仕事したい。それが無理なら、何らかの形で森さんと関わっていたい。
それは贅沢な希望でしょうか。
恐らく今後そうめったに会うことの出来ない素晴らしい人。私もいつか森さんのような人になれるよう努力しつつ、一休みののち次のステップに進むことにします。