4人のドライバーにワールドチャンピオンの可能性が残された、最後にして最も重要なレースとなりました。
まる2日近く眠っていない目をこすりながらw、レースに見入ってました。

最終戦にチャンピオンがかかっているのは
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
マーク・ウェバー(レッドブル)
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
の4人。
中でもアロンソは4位以上でフィニッシュすればチャンピオンという優位性を持っていました。

レース序盤から、チャンピオンのかかっているドライバーそれぞれがタイトルを意識しているのが窺えました。
みんな、走りが保守的で硬い。
更に抜きどころが2本のストレートエンドだけなのにFダクトのお陰(所為?)で
誰もそのストレートエンドすら追いつけないという有様でした。
なので、バトルらしいバトルが皆無。かなり退屈w

結局ピットインのタイミングでレースが大きく左右し、ソフトタイヤを長く持たせたドライバーが
有利になり、ベッテルやマクラーレンの2台は上位に留まりました。
中段に沈んだアロンソも挽回しようと必死に前車にアタックしますが、気ばかり焦って
自分の走りもままならないことが何度もありました。

そのままレースはゴールへ。
ベッテルはポール・トゥ・ウィンを達成。
2人の元チャンピオンを従えての勝利です。
ウィニングランで泣きながら喜ぶベッテルのチーム無線が印象的でした。
ワールドチャンピオンとは言え、まだ弱冠23歳ですからね。
でも嬉し泣きのベッテルは初めてかも知れません(笑)。
史上最年少王者の誕生です!

普段はレース後に握手程度を交わすドライバーたちですが、今回は新チャンピオン誕生に
ベッテルをギュッと抱きしめて祝福する2人の元チャンピオンたちが印象的でした。

運に恵まれてなかったシーズン序盤でしたが、終わってみればポールポジション数も勝利数も最多。
チャンピオンの証しです。
これから何年もF1ドライバーを続けていく彼でしょうから、どこまで記録を伸ばせるか
今から楽しみです。