1992年に誕生した300系新幹線。
それまでの最高速度を50km/h上回る、東海道区間最高時速270キロを実現した、最初の新幹線です。
その300系新幹線が、引退の時を迎えます。最終日は2012年3月16日。

今日(3/10)、いつもの3人で乗り納めに行ってまいりました。
既に東京始発の300系新幹線はわずかしか運転されておらず、そのうちの15:03発のひかり477号でした。
当初はもっと多く走っていたのですが、予約を検討しているうちに本数が減っていることを知り
慌てて予約変更。何とか間に合いました。

早めにホームに出ると、どうやら最終日にのぞみとして運転する記念塗装の施されていた
300系新幹線が入線しているみたいでした。

300系Final_a

300系Final_b

何とか撮影成功。
そして、我々が乗る新幹線が入線してきました。

300系入線

キター!

300系入線(音声付き動画)

ホームに収まる300系。

300系勇姿

・・・白いライトは撮影出来なかった(涙)。
ぎりぎりまで粘っていたのですが、さすがに発車3分前となると乗車が気がかりになり、
その場を離れました。
・・・数秒後に白ライトになった模様(泣)。
とにかく乗車のために、体に鞭打って300メートルを走りました。
12号車3番目。乗車証明です(笑)。

座席

車内

今回もまた記念乗車ということで、東京〜新横浜間の乗車でした。
でも、300系はしっかり高速で走ってくれました。
あっという間の20分でした。

車窓から(音声付き動画)

さよなら300系(音声付き動画)

ビジネス、観光、あの人に逢うため・・・。
乗客のみならず、少しでも速く、安全に走ることを願う技術者たちの存在。
人々の様々な思いを乗せて走る、夢の超特急。
そんな夢の中で大きな革新的技術を携えて誕生したのが、300系新幹線でした。
間もなく引退を迎えますが、“夢の架け橋”に託す人々の思いは更なる大きな夢に向かって受け継がれ、
喜びに変えてくれるに違いありません。

乗り物に乗ることは目的地に行くことだけが目的ではないのだということを教わった、
そんな一日でした。

切符