2009年9月17日【F1】あ〜あ、ルノー・・・
てか、フラビオ・ブリアトーレだよ、諸悪の根源は。
相変わらず残念な人だなぁ。
1994年の時もそうだった。
ウィリアムズに移籍したアイルトン・セナはベネトンを見て言ってた。
「全く違う2台のベネトンが走ってる・・・。」
その時のベネトンチームの監督が、ブリアトーレ。
ブリアトーレはセナの思い出を彼の死後に語らせても
“彼は聖者だったけど、コース上では無慈悲なドライバーだった”
と言うくらい、セナのことを毛嫌いしていた。
だから、その年から廃止となったトラクションコントロールを密かに搭載してでも
セナを打ち負かしたかったの?
今回の事件の顛末を知らない方にサラッと解説。
昨年のシンガポールGPはF1初の夜間レースとなりました。
不振にあえぐブリアトーレ監督率いるルノーチームは、ある作戦に出たのです。
それは、セカンドドライバーであるネルソン・ピケJr.を故意にクラッシュさせ、
レースをコントロールすることでファーストドライバーのフェルナンド・アロンソに
勝たせる、というもの。
現在、チーム・オーダー(チームからの指示による故意の順位コントロール)は禁止されています。
それがなされたかどうかは、ピットとドライバーの無線交信で明らかにされます。
ということは、事前に申し合わせがあったのでしょう。
実際レースでは誰にも知られることなく、絶妙なタイミングでピケがクラッシュし、
セーフティ・カー出動、ピットインのタイミングを逃す他チームの車を尻目にアロンソは
トップに躍り出て、優勝を飾るのでした。
今年、ピケは不振を理由に先日解雇になりました。
それが切っ掛けか、ピケは父親のネルソンと共にルノーチームを告発しました。
当初ルノーチームはピケ親子を提訴するつもりでしたが、昨日それを取り下げました。
そして、ブリアトーレの退団が発表されました。
FIAの聴聞会は21日(月)に行われます。全てが明らかになるでしょう。
結局、自動車レースもヒューマンバトルなんですよ。
戦力が拮抗している者同士では、最後は精神力の勝負だと。
そこに外部の圧力が加わると、勢力分布図が変わってしまう。
毎年の車の進化と流れから、大体次の年の予測は付くもの。
その流れが変わるということは、何か外的な要因があるわけ。
今年のブラウンGPチームは好調だけど、その伏線は実は去年ありました。
その前身となったホンダは勿体ないことをしたなぁという声もあるけど、もしかしたら
好調なメルセデスエンジンを積んだからここまで大躍進したのかも知れないし。
だから、1994年のベネトンの大躍進は理解に苦しむのです。
恐らく、今季のルノーチームはポイント剥奪。
もしかしたらF1界からの追放もあるかも。
何しろ、大事な選手を危険に晒したわけだから。
もう、彼の采配にはうんざり。
レース界に戻って来なくていい!!
2009年9月23日 13:17
結局、ブリアトーレは公聴会に出席せず、永久追放。
ま、当然でしょ。
(ちなみにルノーは2年の執行猶予付き)